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アゼルバイジャンのGPは市街地らしい
アゼルバイジャンGPは文字通りにアゼルバイジャンという国で開催されるF1レースのことです。
このレースは国の首都であるバクーで開催されます。
開催時期は2016と2017年は6月開催でしたが、2018年以降は4月開催へ変更されました。
2019年の場合だと4月26日金曜日から4月28日日曜日まで行われました。
開催時間は日本時間の18時から21時スタートなので、現地では昼間時間帯を走行することになります。
アゼルバイジャンGPは2016年から開催されていますが、2016年だけはヨーロッパグランプリの名称で、2017年からはアゼルバイジャンGPの名称で開催されています。
このレース場は1周が6.003キロで、左回りで51周を周回して行われます。
しかしこのレース場の一番の特徴はサーキット場でのレースでなくて、既存の市街地を利用して開催されることです。
しかしそのままだと大変危険なので、市街地を走行するにあたっては一般市民が立ち入れないように道路規制を行っています。
さらに事故対策として沿道にはF1のレースカーが既存の建物へぶつからない様にするためのフェンスが張り巡らされています。
また道路自体は石畳でできていますが、このままだと走行に適さないので、レース期間中だけは簡易舗装をして対処し、レースが終わると元へ原状回復工事を行っています。
ちなみに市街地コースとしてはベルギーに次いで2番目に長い距離になっていて、コーナーの数は20となっています。
過去にコースで出した最高速度は時速374キロメートルくらいですが、カーブが多いので平均時速は214.8キロメートル程度となっています。
しかし市街地コースではいくら安全対策をしたといえど、建物に挟まれた狭い道を走るので、タイヤが摩耗しやすくなります。
さらに風が吹きやすい街もあってドライバーが走りにくいことなどの悪条件が発生しやすくなります。
実際もって過去のレースではセーフティカーが出動して抑制する場面も発生しました。
この市街地レースで観戦を可能にするために、レース期間中だけの仮設のスタンドなどが設置されます。
その収容人数は全部で28000人ほどとなっています。
仮説のスタンドではアブシェロン・グランドスタンドやサヒール・グランドスタンドやフォーミュラ・ワン・パドッククラブなどが設定されています。
なおアゼルバイジャンGPは現地での観戦をすることができますが、日本から旅行ツアーで行く場合はホテル代などを含めて約35万円から45万円程度となりました。
現地での観戦がかなわない場合は、テレビでも放送されていて、日本で2019年の場合はフジテレビNEXTライブ・プレミアムで放送されました。
なおアゼルバイジャンGPは翌年以降も2023年までは開催されることが決定しました。